お世話になります、セイケンの青木です。
ブログ購読ありがとうございます。
今回は、お客様が塗料を選定するうえでよく勘違いをされているなと感じたのでそのことについて大事なことを書いていきたいと思います。
まずは外壁の上塗り塗料についてです。
上塗りに関しては通常、水性と溶剤系に分かれます。
水性と溶剤系の違いはざっくり言うと水に溶けるか、シンナーに溶けるかの違いになります。
水性塗料は少し臭い、溶剤系塗料はすごく臭いと思っていただければ間違いありません。
どちらがいいかとよく言われるのですが、最近は性能にあまり違いはありません。溶剤系塗料の方が粒子が細かいため、一昔前は溶剤系の方が性能が良かったのですが、最近は水性系塗料の方が進歩著しいため性能の差がなくなってきたのです。
それでは次、ウレタン樹脂塗料とか、アクリルシリコン樹脂塗料であるとか、フッ素樹脂塗料、有機無機ハイブリッド塗料など、ほかたくさんン種類の塗料があります。
順に
アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素→無機
右に行くほど性能が上がると思われがちです。
よく営業会社さん等はフッ素樹脂塗料などをおすすめしていますが、少しでもフッ素が含まれていればフッ素塗料と謳えるのです。
また、無機塗料も無機物が入っていれば無機塗料と謳えます。しかしそもそも無機物が入っていない物質など殆ど無いのです。よってほとんどすべての塗料が無機塗料といえるのです。
質の悪いフッ素塗料や無機塗料よりも、シリコン含有率の高いシリコン樹脂塗料の方が性能が全然高いのです。
加えて、壁が20年や30年の耐久力を持っていたとしても、木部やカラーベストの屋根、シーリングは通常10年くらいの耐久力です。
結局10年後には足場を建てて塗り替えをしなくてはならないのです。
ならば壁も10年の耐久力で十分ではないでしょうか。
いい塗料は高くて利益率が高いのです。そのような施工店の都合に踊らされてはなりません。
また違う記事で載せますが、塗装の良し悪しは
下地処理と下塗りでほぼ決まります!
上塗りがいくら良くてもそれらが悪ければ上塗りの機能を発揮しないどころか、ワレ、フクレや硬化不良等を引き起こします。
下地処理と下塗りが良ければ上塗りに何を持ってきても十分なのです。ウレタンでも全然十分です。(現在シリコン塗料と価格差がなくなってきているのでセイケンでは通常シリコン塗料を使用します)
正しい目でわれわれ業者を見てください。
真面目に誠実に施工する会社を正当に評価していただけるのであればこれに勝る喜びはありません。
次回、上塗り塗料をご紹介いたします。
何かご相談ありましたらセイケンまでお願い致します。